生後5ヶ月から始めた、赤ちゃんの頭の形を整えるヘルメット治療。
ついに治療終了。卒業しました!
ヘルメット治療の効果について、写真とスキャンデータを元に比較してみました。
これまでの治療記はこちらの記事へどうぞ!
ヘルメット治療を卒業しました!
我が家では、AHSジャパンの「スターバンド」というリボルディングヘルメット(頭蓋矯正ヘルメット)を用いて、ヘルメット治療をしました。
今回は、体験レポート最終回ということで、6ヶ月間の治療の効果について振り返っていきたいと思います。
ヘルメット治療期間はいつからいつまで?
息子がヘルメット治療を始めたのは、生後5ヶ月になってすぐでした。
4ヶ月のときに専門医を受診して、その場で頭を測定、ヘルメットが完成した2週間後からのスタートでした。
装着は、1日23時間程度。
お風呂に入るとき以外は、基本的にずっと着けていました。
湿疹がひどくなったときや、風邪で熱が高いときは外したりもしていましたが、2日以上空けたことはなかったです。
そこから、6ヶ月間。
2~4週間に1回、他県にあるフォローアップ施設に通って、頭皮の状態やヘルメットの調整(内側などを削ったり)を行いました。
ヘルメット治療卒業の理由
ヘルメット治療を終わるタイミングは、いくつかパターンあるようです。
サイズアウトするとき
ヘルメット治療は、子ども1人1人の頭の形に合わせたオーダメイドのヘルメットで行います。
頭の大きさが大きくなっていくごとに、ヘルメットの内側を削って、調整していくのですが、頭がどんどん大きくなり、これ以上削れるところがない!というところまで大きくなると、サイズアウトでヘルメット卒業です。
成長が鈍くなったとき
赤ちゃんは、生まれてからどんどん成長していきます。
しかし、ある程度月齢が高くなると、その成長はゆっくりになっていきます。
毎日頑張ってヘルメットを被っても頭が大きくならなければ、形は変わりません。
そのため、しばらく様子を見て、これ以上は変化が少ないだろうと判断して、卒業となる場合があります。
その他
その他の理由としては、子どもが自分でヘルメットを取ってしまうようになったり、肌荒れがひどくて、被り続けられないなどの理由も考えられます。
我が家の場合
息子の場合は、ヘルメットのサイズアウトでした。
最終的には、削れるクッション部分の厚さが、1番薄いところで2mm程度になっていました。
サイズアウトするということは、それだけ頭が大きくなったということ。
完璧に丸くなった、というところまではいきませんでしたが、もういいか…息子も私も頑張ったよね。ということで、卒業しました。
赤ちゃんのヘルメット治療の効果は?【6ヶ月】
今回が、最後になるかも…と、思いながら、フォローアップ施設へ。
担当さんは見るなり、「また大きくなっているね!」とのこと。
たしかに、横のつなぎ部分に隙間ができていました。
もう月齢も月齢だし(11ヶ月)あまり期待していなかったのでこれにはびっくり。
6ヶ月経過ということで、フォローアップ施設で3ヶ月のとき同様、スキャニング撮影を行いました。
A4用紙で印刷したものをいただきました。
上は、頭の上から見た図になります。
左上の紫色の円が、ヘルメット作成時(治療開始前)に撮影したもの、右上の水色の円が、今回6ヶ月経過後です。
改めて見ると、頭大きくなっていますね!
これが…↓
こうなりました。
円を重ねてみると、こんな感じです。
後ろ頭を中心に大きくなっているのがわかります。
斜頭がかなり改善したようです!
こちらは横からです。(向かって右が鼻になります)
後頭部に丸みができました。
スキャンデータの方が分かりやすいのですが、一応写真でも見比べてみます。
こちらが、治療開始前(生後5ヶ月の頃)です。
こちらが、6ヶ月後になります。
髪でわかりづらいですが、以前よりも丸くなっているように見えます。
ヘルメット治療を卒業して
ヘルメット治療の成果
治療結果としては、斜頭はほぼ標準値まで、短頭はレベル1~2までに下がりました。
短頭が少し残ったので、まん丸なきれいな頭!とまではいっていません。
支援センターで他の子を見ても、息子より頭の形がきれいな子はたくさんいます。
やるんだったら徹底的に丸くしてやる!と、意気込んで半年間やってきたので、ここまでか~と、少し心残りのような気持ちも正直に言うとあります。
しかし、よく治った方だと思います。
フォローアップ施設の担当者さんにも、「後半もよく成長しましたね!体重も増えているんじゃないですか?」と、言われました。
実際は、体重はあまり変わっていないのですが…。
頭を中心に大きくなったのか?
身長は伸びている気がしますが…。
とにかく、息子がんばったね!と、たくさん褒めました。
卒業する不安も…
いざ、ヘルメットのない生活に戻れるとなると、それはそれで不安でした。
息子はつかまり立ちでまだよちよち、ローテーブルの下に潜り込むのも好きで、嬉しそうにハイハイしていました。
ヘルメットは、頭の保護という面で、とても助かっていたんですよね。
なので、いざなくなるとなると不安でした。
実際、ヘルメットを取ってすぐの間は、頭をぶつけて泣いたりもしていました。
でも、子どもの順応は早いもので、しばらくするとぶつけなくなりました。
半年間ヘルメット治療を終えて
長かったようで、終わってみればあっという間の半年間でした。
季節も秋~冬~春だったので、後半は肌トラブルも少なく、楽な方だったのかもしれません。
ヘルメットをしても外してからも、相変わらず可愛い…
むしろ、もっと可愛くなった気がする!(親バカ)
これからは、ヘルメットなしの写真をたくさん残していきたいと思います^^