二人目妊娠中ですが、風邪から副鼻腔炎(蓄膿症)になってしまいました。
眠れないほどの歯の痛みに、全く通らない鼻!
正直、副鼻腔炎を甘く見ていました。
今回は、妊婦が副鼻腔炎になったらどうするか?をテーマに
・副鼻腔炎は自然治癒で治せるのか?
・妊娠中の副鼻腔炎の治療方法や薬はどんなものがあるのか?
・自宅でできる対処法はあるのか?
を中心に、私の体験談をお伝えします。
妊婦の副鼻腔炎 自然治癒や自力で治せる?
私の場合、長男の風邪をもらったところからのスタートでした。
風邪をひくことは時々あるし、病院に行かなくても数日で治っていたので、今回もそのはずでした。
しかし、風邪から副鼻腔炎までに発展すると、自然治癒は難しいと思います。
副鼻腔炎とは、鼻の奥の空間に膿が溜まって炎症を起こします。
それに伴い、鼻が詰まったり、味覚や嗅覚が落ちたり、顔面痛がおきたりします。
副鼻腔炎は、完治まで1か月ほどかかることもあるそうです。
私の場合、病院に通っても2週間ほどかかりました。
そのまま放置していればどうなっていたか…
鼻づまりだけでも辛いのに、1か月間も痛みに耐えられますか?
妊娠中は普段とは体調が違いますから、やはり自然治癒はおすすめできません。
妊婦の副鼻腔炎の影響で歯痛や顔面痛が…
私の場合、風邪をひき、治りかけの頃に無理をしたため、悪化。
「鼻水が緑っぽいな~」「あれ?歯も痛いぞ!」と、思っていたら、副鼻腔炎でした。
特に、歯痛が辛くて、動くとズーン、立っても横になっても痛い。
歯の痛みで、夜も眠れない…という状態に。
最終的に、頬や鼻の奥、眉間など、顔全体に痛みを感じました。
副鼻腔炎に妊婦はなりやすい?
私も今回、自分がなって知ったのですが、副鼻腔炎は妊婦さんに多い病気なのだそうです。
妊娠中は免疫力が下がるためだとか。
たしかに、妊娠中は風邪をひきやすかったり、一人目のときは十数年ぶりにインフルエンザにもかかりました。
副鼻腔炎を早く治す方法 妊婦の場合は?
辛い副鼻腔炎、早く治す方法はないのでしょうか?
実際に体験してみて思ったのは、『早めに病院に行くこと』が1番ということです。
病院に行けば、妊婦でも飲める薬を出してもらえますし、なにより専門的な鼻の洗浄は病院でしかできません。
悪化してからだと、治るのにも時間がかかります。
(私は病院で、「これは酷いね~」と言われました。汗)
鼻づまりや色のついた鼻水とか出てきたら、酷くならないうちにすぐに病院へ行きましょう!
妊婦の副鼻腔炎 薬や治し方について
副鼻腔炎に効くとされる市販薬もありますが、妊娠中の場合は病院で出してもらう薬を飲むのが安心です。
妊婦の副鼻腔炎 病院は何科を受診する?
妊娠中、副鼻腔炎になったら何科を受診すればよいか迷いますよね。
私は歯痛があったので、歯科から受診しましたが、おすすめは耳鼻科(耳鼻咽喉科)です。
なぜなら、耳鼻科では鼻の洗浄をしてもらえるので。
鼻づまりが解消されたときのスッキリ感と言ったら…もう!
それだけで、病院に行ってよかったと思いました。
妊婦の副鼻腔炎 治療法について(私の場合)
実際に、耳鼻科で副鼻腔炎の治療を受けました。
鼻の洗浄(6日間)
ネブライザー(6日間)
薬の使用(点鼻薬、内服薬)(約2週間)
耳鼻科の先生によると、副鼻腔炎の治療で最も大事なのは、「鼻の通りをよくすること」だそうです。
副鼻腔炎は、鼻の奥の空間に膿が溜まることで炎症がおきます。
しかし、鼻が詰まっていると、空気が入らず治りが遅いばかりか、炎症がひどくなることがあるのだそうです。
私の場合も、右の鼻は、鼻がかめないほどの鼻づまりでした。
でも、耳鼻科で鼻水(膿も)をとってもらうと、うそのようにスッキリし、数時間は、鼻づまりから解放されました。
そのほか、ネブライザー治療といって、鼻にホースを近づけ、鼻の炎症を抑える薬剤を細かい霧状にして吸引する治療も受けました。
耳鼻科では、1回の受診料が安く(数百円のときも)金銭的には通いやすかったです。
妊婦の副鼻腔炎 治療期間は?
私の場合、副鼻腔炎だとわかってから、顔の痛みがなくなるまで2週間ほどかかりました。
最初の4日は、連続で耳鼻科に行き、日曜日を挟んで、翌月曜日・水曜日も受診しました。
その間、内服薬や点鼻薬も使いました。
その後は、鼻の通りが改善してきたため、点鼻薬のみを数日継続しました。
妊婦の副鼻腔炎で飲める薬は?
繰り返しになりますが、妊娠中は市販薬ではなく、病院に行き妊婦でも使える薬を出してもらいましょう。
私の場合は
ベタセレミン配合錠(内服)
セフジトレンピポキシル錠(内服)
カルボステイン錠(内服)
サンベタゾン眼耳鼻科用液(点鼻)
これらの薬は、鼻水を出しやすくしたり、淡の切れをよくしたり、症状を抑えて改善したりする効果が期待できます。
それと、痛み止めとして
カロナール錠
が処方されました。
妊婦の副鼻腔炎 漢方を使うことも
どうしても薬を使いたくない妊婦さんには、漢方を飲むという選択肢もあります。
漢方は効き目がおだやかで、副作用が少ないとされているものも多いです。
ただし、こちらも自己判断で飲まずに、病院で相談したうえで使用してください。
妊婦の副鼻腔炎 痛み止めは使える?
顔面痛や歯痛、頭痛など、痛みを伴う副鼻腔炎の場合、痛み止めも時には必要だと思います。
私の場合、歯痛がとにかく辛かったので、痛み止めを出していただきました。
痛み止めがないと、家事も子供の世話もなにもできないほどだったので…。
痛み止めについても、妊娠中に飲めるものとそうでないものがあります。
妊娠の週数によっても違いますので、病院で相談しましょう。
副鼻腔炎の妊婦が自宅でできる対処法
上に子供がいたり、病院が休みだったりですぐに受診できない場合もありますよね。
私も、病院に行きつつ、自宅で早く治すために何かできないか色々やってみました。
鼻をこまめにかむ
副鼻腔炎は、鼻の奥の膿を出すことが大事なので、鼻をこまめにかむようにしました。
ただし、鼻詰まりがひどいときは、鼻をかめませんでした。
手のツボ押し
歯の痛みがひどいときに、歯痛に効くという手のツボ押しをしました。
しかし、あまり効果はありませんでした。
顔のツボ押し
鼻の通りをよくするために、鼻の横から眉間にかけてツボを押しながらマッサージしました。
イメージ的にはこんな感じです。
このマッサージは、鼻づまり解消に効果がありました。
氷枕で冷やす
歯痛で眠れなかったときに、氷枕で頬を冷やしながら寝ました。
冷やすと、痛みが緩和されて少し楽になりました。
鼻うがい
鼻がかめないほど詰まっているときは、鼻うがいもできませんでしたが、鼻づまりが軽くなってからは、スッキリして効果があったように思います。
鼻水吸引
1歳の長男が使っている電動の鼻水吸引機を使って、鼻水をとってみました。
多少鼻水が取れましたが、耳鼻科で取ってもらったようにスッキリ!とまではいきませんでした。
入浴・加湿
風邪のときの対処法と一緒で、体を温め、加湿に気を付けました。
その他、私は行いませんでしたが
・温かい飲み物を飲む
・なたまめ茶を飲む
・蒸しタオルを鼻に当てる
なども、副鼻腔炎の症状を緩和するのに効果が期待できるそうです。
まとめ
副鼻腔炎の症状には…
・ドロッとした黄緑色の鼻水が出る
・ひどい鼻づまりがある
・鼻をかんでも奥に残っている感じがする
・鼻や口から嫌なにおいがする
・食べ物のにおいや味がわからない
・歯や頬、目の奥など顔の痛みや、頭痛がする
・ボーっとしたり、頭が重い
などの特徴があります。
「風邪なのに発熱がないな~」
「鼻づまりが今回は酷いな~」
と、いうときはすでに副鼻腔炎になりかけているかもしれません。
私も、すぐに治ると思った風邪がまさか副鼻腔炎(しかも酷かったらしい)になってしまうとは…顔面痛まであったのは初めてでした。
もし、これを読んで副鼻腔炎かも?と、思われているなら、できるだけ早く受診してみてくださいね。
このブログが何かの参考になれば幸いです。