赤ちゃんのお肌ってすべすべつるつるでずっと触っていたくなりますよね。
十分保湿されているように見えますが、スキンケアは必要なのでしょうか?
今回は赤ちゃんのスキンケアは必要か不要かについてまとめました。
赤ちゃんにスキンケアは必要ない?
出産準備雑誌などを見て、赤ちゃんのスキンケアは準備万端だった私。
しかし、出産した産院では「スキンケアは必要ない」という考え方で、「やりたかったらやってもいいけど…」というスタンスで混乱してしまいました。
たしかに生まれたばかりの赤ちゃんは、脂で覆われており、保湿は不要なようにも見えましたが…本当に必要ないのでしょうか?
赤ちゃんの肌に保湿は不要?
スキンケアとは、肌を健やかに保つためのお手入れのこと。
洗顔や化粧水や乳液を使う保湿などが、思い浮かびますよね。
大人の場合、スキンケアというと洗顔や基礎化粧品を用いた保湿の意味で多く用いられています。
赤ちゃんのスキンケアについては、医師の間でも意見がわかれるようです。
スキンケアは不要派の意見はこちらです。
洗いすぎによる肌トラブル
洗わなければ、保湿しなくてよいという考え方です。
たしかに、生まれたばかりの赤ちゃんのは皮脂分泌が多く、乳児性湿疹ができると、せっけんで洗浄するように指導されることがあります。
ただ、生後3ヶ月頃になると皮脂分泌は落ち着いてきて、せっけんでの洗顔が洗いすぎになってしまう場合があります。
特に冬場は気温が低く空気も乾燥しているため、皮膚はカサカサになりやすいです。カサカサの皮膚はバリア機能が低下した状態。
そこに衣服のこすれや食べこぼしなどのちょっとした刺激が加わることで、お肌が荒れてしまう赤ちゃんもいます。
せっけんでの洗顔を止めると、症状が軽くなることもあるのだそうです。
蒸れによる肌トラブル
保湿することによって、体内に熱がこもる&蒸れることによって、皮膚の表面では雑菌が繁殖しやすくなってしまいます。
特に夏場は、高温多湿で蒸れやすい環境になりやすいです。
赤ちゃんの肌は常に清潔にし、暑すぎないよう室温や服で調節しなければいけません。
肌を鍛える
小さい頃からスキンケアが普通になっているとその状態に肌が慣れてしまって、手放せなくなってしまうのではないか?という考え方です。
大人の女性でもお化粧しなかったり、基礎化粧品を使わなかったり、洗髪も湯洗いをするなどの、「肌断食」をされている方もいますよね。
肌断食は、界面活性剤や防腐剤を極力排除することで、肌ストレスを減らし、化粧品などに頼らないことで、肌本来の力を引き出すと言われています。
実は、私も一時期、肌断食を行っていました。
洗顔後はワセリンだけ。メイクはミネラルファンデーションと眉毛のみ。メイクはせっけんで落ちるので、クレンジングもやめていました。
ですが、それを赤ちゃんにも行ってよいのか?と、考えると…
やはり赤ちゃんの肌に保湿は必要だと思います。
赤ちゃんの肌に保湿は必要?
私が赤ちゃんにもスキンケアが必要だと思う理由はこちらです。
保湿剤でアトピー予防
アトピー性皮膚炎は、かゆみを伴う湿疹が慢性的に出る皮膚の病気です。
一度発症すると、完治は難しいとされています。
私も子供の頃にアトピー性皮膚炎と診断されました。
親がアトピーだと、生まれた子供にもアトピーのリスクが高くなります。
ですが、近年の研究によって、アトピーの発生リスクが高くても赤ちゃんのうちから保湿剤を塗ることで、発症リスクが3割下がるという報告がされています!
アトピー予防になるなら、絶対保湿しよう!と、思いました。
赤ちゃんは皮膚が薄い
赤ちゃんの皮膚はとても薄く、大人の2分の1ほどの厚さしかありません。また、生まれてすぐの頃は母親の黄体ホルモンの影響で皮脂分泌が盛んですが、それは徐々に落ち着いてきます。生後3ヶ月くらいには大人の3分の1ほどの皮脂量になってしまうのです。
皮脂量が少ないと、すぐに乾燥してしまいます。
乾燥した皮膚はバリア機能が弱まっているので、ほこりや細菌などの刺激が皮膚トラブルを起こしてしまいます。
汗と一緒に水分も失われる
赤ちゃんは、大人の2~3倍汗をかきます。
汗をかくから保湿は十分ではないの?と、思ってしまいますが、汗が蒸発するときに潤いに必要な水分も一緒に奪われてしまいます。
濡れたままの手を自然乾燥すると、肌荒れしてしまうのと一緒で、汗をたくさんかくから潤っているわけではないんですね。
赤ちゃんのスキンケアの必要性についてまとめ
大人であれば、肌トラブルがおこってから対策をしたらいいのでは?
と、いう気がしますが、赤ちゃんの場合は、肌トラブルになる前の予防が大事になってきます。
特に、アトピーは一度、発症してしまうと完治するのは難しいです。
私自身がアトピーで肌も弱いため、息子には同じ苦労をさせたくないので、保湿はしっかりやっていこうと思います。