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妊娠中にローストビーフを食べてしまった…トキソプラズマ検査は何日後からできる?

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妊娠中にローストビーフを食べてしまった!
トキソプラズマに感染してしまったかもしれない…と、心配になりますよね。

ローストビーフからトキソプラズマに感染することはあるのでしょうか?

また、感染したかどうかの検査は、食べてから何日後から反応が出るのでしょうか?

今回は、妊娠中にローストビーフを食べてしまった場合の対応についてお伝えします。

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妊娠中にローストビーフを食べてしまった…

妊娠中だから食べ物に気をつけていたのに、うっかりローストビーフを食べてしまった!どうしよう!

私も妊娠初期に、ローストビーフではないのですが、中が赤いお肉を食べてしまったことがあります。

食べた後で、「あれこれって大丈夫だったかな??」と、心配になりました。

ローストビーフを食べてトキソプラズマに感染することあるのでしょうか?

市販のローストビーフの場合

まずはじめに、ローストビーフは生肉ではありません。
食品衛生法では「特定加熱食肉製品」という加熱処理された食肉製品に分類されています。

真空パックになって売られているローストビーフは、内側の色がピンクでも、しっかり中まで火が通っています。
仮にトキソプラズマが付着していたとしても死滅しているので、妊娠中でも大丈夫です。

↓詳しくはこちらの記事へどうぞ。ローストビーフを製造しているメーカーさんに、お話をききました。

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手作りのローストビーフの場合

では、飲食店や家庭で作った、手作りのローストビーフの場合はどうなのでしょうか?

飲食店でも、低温で中まで火を通す製法がとられているはずですが、お店によっては「レア」を売りにして、中まで火が通らないまま提供している場合があります。

自家製のローストビーフも肉の中心までしっかり火が通っていれば、トキソプラズマは死滅しています。
しかし、中がレアな状態だと、トキソプラズマに感染してしまうリスクはゼロではありません。

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市販のローストビーフでも切り分けるときに気をつけて下さい。
生肉を切った後に同じ包丁やまな板でローストビーフをカットすると、生肉から調理器具を介して感染してしまう危険があいます。
これは火を通さない生野菜を食べる時でもそうですが、生肉に触れる包丁やまな板を他のものと分けたり、こまめに洗浄や熱湯消毒等をおこないましょう。

妊娠中にトキソプラズマに感染したら

トキソプラズマは、妊娠前に感染していたら、既に抗体を持っているので基本的に心配ありません。(極まれに再活性化する場合もありますが、頻度はとても低いです)

問題は妊娠中の女性が初めてトキソプラズマに感染した場合です。

妊婦がトキソプラズマに感染した場合、トキソプラズマが胎盤を通して胎児に感染するおそれがあります。
胎児への感染率は、妊娠周期が進むにつれて上がり、胎児への重症度は妊娠初期ほど高くなります。

妊娠初期に感染した場合、流産などの原因にもなったり、生まれた場合でも水頭症、視力障害、脳内石灰化、精神運動機能障害などにより、視力障害や、発達の遅れが報告されています。

トキソプラズマ検査は何日後からできる?

自分がトキソプラズマに感染したかどうかは、病院での検査によってわかります。

トキソプラズマの検査で反応が出るのは、疑わしい食品を食べてから2週間程度で体内の抗体が増加するので、この頃から検査を受けると感染がわかります。
確実な検査結果を得たい場合は、1ヶ月くらい経過していればより確実です。

検査をすれば、陰性か陽性かわかります。陽性の場合は、再検査によって感染した時期を特定していきます。

トキソプラズマ検査費用は?

トキソプラズマ検査は、産婦人科や内科で受けることができます。
検査費用は自費ですが1,000円前後とそこまで高くありません。

私も妊娠初期にトキソプラズマ検査を行いました。

生ハムやタタキなどが好きで結構食べていた自覚があるので、トキソプラズマにかかっているのではないかと気になったからです。

しかし、産院の先生は、トキソプラズマ検査にそこまで積極的ではありませんでした。
「そんなに心配なら一応してみる?」という感じでした。

結果は陰性で、その場では安心したのですが、今考えると安心している場合ではありませんでした。
抗体を持っていないということは、妊娠中に初感染する可能性があるということですから。

日本人女性で、トキソプラズマの抗体を持っているのは5%と言われています。
抗体をもっていない人の方が圧倒的に多いので、妊娠中に初感染する危険も大きいのです。

おわりに

妊娠中にトキソプラズマに初感染したことが判明した場合、母親への薬物投与治療があります。
薬物投与によって、赤ちゃんへの感染を100%くいとめることは難しいですが、感染したとしても赤ちゃんへの障害を軽減させることができるとされています。

妊娠中トキソプラズマ検査を積極的に行っていない産院も多いです。
しかし、早期の発見によって対策ができるなら、検査した方が良いのではないでしょうか。

生肉や加熱不十分な肉は、「少量なら大丈夫」ではありません。
量に関係なく、リスクがあるものなので心配なら口にしないのが一番です。

トキソプラズマに感染しているかどうかは、産院で検査できます。
費用も高くないので、一度検査されることをおすすめします。

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